たよりさん

クスッと笑えるブログ

ビリになったことがあるからわかること

ビリになったことがあるがあるからわかること

ビリになったことがあるかえあわかること

 みなさんはビリになったことがありますか?

 ビリとは最下位のことです。

  1. 学校のテストでビリ
  2. マラソン大会でビリ
  3. 会社の営業成績がビリ
  4. 義母の嫁いビリ
  5. 怪我をしてリハビリ
  6. ブロンコビリー

 他にもいろんなビリがあると思います。

 たぶんですが、ほとんどの人がビリになったことがない恵まれた人生を送ってきたと思います。

 ビリはつらいですよ。

 どうしてそんなことが言えるのかって。 

 僕はビリになったことがあるからです!

 そう、あれは忘れもしない小さい頃のパリオリンピックのマラソン大会。

 

 

ビリになるのはつらかった

 小さいころから痩せていて体が弱かった僕は体重を増やすことにしました。

 周りからデブと言われるくらいまで太めになりました。

 太くなったことで今までの虚弱体質が改善!

 病気になることも少なくなり元気なわんぱく少年でした。

 周りは将来はお相撲さんになるんじゃないかと思ってた人もいたと思います。

 しかし、太ったせいで短距離走が遅くなってしまいました。

 幼稚園の頃は背が高く、足も速かったのに。

 それ以来、50M走で毎回ビリになっていました。

ちきしょー!なんでよ?

 ビリになるのは悔しかったです。

 裸足になると速くなるよとか言われて裸足で走ったら足が痛くて10秒台。

 

 

ビリにならないように対策を練りました

 50M走ではもう誰にも勝てませんでした。

 なのでマラソン大会でビリにならないように対策を練りました。

 ある年は最初から飛ばしていき先頭集団にいる作戦。

 途中からついていけなくなりビリ争いに。

 翌年は力を温存し後方から一気に追い上げる作戦。

 力が温存できずお釣りのない状態でビリ争いに。

 さらに翌年は長距離を走る練習をして臨む作戦。

 練習の成果もなくビリ争いに。 

 この年です。

 走っていて背中が痛いことに気づきました。

 僕はもしからしたら心臓病だから走れないのではと思い精密検査を受けることになりました。

 

ビリになっちゃった

 精密検査の結果は『スポーツ心臓』でした。

えっ、スポーツ心臓?

 当時は心臓病かと思っていましたが、どちらかといえばスポーツが得意な心臓、病気ではないみたいなことを言われました。

 欠場の理由にならず、今後もマラソン大会に参加することになってしまいました。

 

 

 まだ一度もビリになったことがない僕はこの年のマラソン大会、前半から中盤にいて粘りこむ作戦で臨みました。

 スタートで靴を踏まれて脱げてしまうアクシデントで一番後ろからに。

 そこから徐々に追い上げて1人抜きましたが後半の余力が残っていませんでした。

 そしてラストのトラックで後ろの1人とは数メートルの差。

逃げ切れる!

 僕はそう思いました。

 そこに体育教師がその後ろで走ってる子の背中を押しながら走ってきました。*1

 その結果、ギリギリで僕は差されビリになってしまいました。

ありえない、ビリになっちゃった

 僕は泣きました。

 ビリになりたくないから練習をし作戦を練り取り組んだのに。

 靴を踏まれ脱がされて、大人の身勝手な行動のせいで僕は経験しなくていいマラソン大会でビリという結果に。

 好きな子にも嫌われたなとその時は思いました。

 小学校とかって足の速い男子が人気ありでしたよね。

 

ビリになってわかったこと

 今までは絶対にビリになりたくない気持ちしかありませんでした。

 ビリ=かっこ悪い

 しかし、初めてビリになってわかったことがありました。

 ビリを経験してわかったことは特に変わらないということ。

 誰も僕がビリになったことなんて覚えていません。

 好きな子に嫌われることもありませんでした。

 むしろ好かれていたかも。

 あと他の人がビリになった時にやさしくなれました。

 そして誰かが必ずビリになること。

 当たり前だけど誰かがビリになる、勝負の世界にはしかたないことですね。

悔しいけど次頑張ればいいさ!

 ビリになったことがない人にはわからないことかもしれませんが。

 でも、もうあえて自分からビリにはなりたくないですね。

 あれ以来、ビリになりそうな戦いは選ばないようにしています。

 あんな思いはもう嫌だからね。

 

 世界陸上出たかったな、男子100Mで。

 

www.tayorisan.work

*1:僕が父親だったら体育教師をロープに振ってドロップキック!